2014年10月24日金曜日

五十肩・四十肩の正体~肩を壊す身体意識について

肩を壊してしまう人の『腕の付け根』の意識には、下図のような特徴があります。

いちばん右の図でイメージしていると、一生、肩の痛みに悩まされるかもです。


腕の付け根の身体意識

要は、肩を巻き込んで、関節をつぶしてしまっているのが問題なんですよね。

肩の巻き込みをやめて首を解放すれば、奇跡が起きます(笑)。


『五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)は、腕の付け根意識を正常な状態に戻すために起きる』

安部塾では、そう考えています。

首の筋違いやギックリ腰も、首や腰の身体意識を正常な状態に戻すために起きます。

必要なのは治療ではなく、身体意識の正常化と身体操作の改善です。


痛み止めを繰り返した結果がどうなるかは、そうした人たちを観察すればわかります。

姿勢も体型も崩壊して、グチャグチャになって心身ともに不調な状況にあるはずです。

痛みは警報なので、無視すると身体のシステムが破綻するのです。

姿勢を改善して身体意識を正常化すれば、治療は不要だと考えています。


治療に依存して、ゲシュタルト崩壊を引き起こしている人たちを観察してみてください。

自分はそんなことはしたくないと思うはずです。


僕は、初心者には「腕の付け根は首の前下のでっぱりですよ~」って説明しています。

身体感覚が鋭くなってきたら、「腕の付け根は耳の後ろのでっぱりですよ」に変わります。


図にすると、こんな感じです。

首や肩を壊さない身体意識

僕や塾生の直接指導を受けている人には、おなじみの感覚です。

本来、肩こりや肩の痛みがあるのは異常な状態なのです。

力学的なバランスが崩壊しているのですから、修復するのが好ましいわけです。

あらゆる治療に優先して、中心軸呼吸法の練習の実践をおすすめいたします。